2008年 10月 29日
移民の話 |
授業中にウイットのある発言をしばしばするカナダ人のF君。彼の家族の故事来歴を聞くと非常に興味深い。インドからタンザニア、タンザニアからカナダに移住しているとのこと。そもそも祖先はインド北部の出身であるが、1870年代に飢饉に見舞われた際に、土地の宗教リーダーがタンザニアに避難するように指示し、それに従いタンザニアに移住。しかし1970年代にタンザニアでも飢饉が発生し、子供の教育も考えるとカナダに移住すべきであるとの指示が同様に土地の宗教リーダーから出されて、カナダに移住したとのこと。F君の両親は、当時タンザニアで会計士として安定した職を持っていたが、全てを捨ててアフリカの地からはるか彼方のカナダに移住。季節は真冬の2月。しかも、母親はF君を身籠って3か月という状態で移住したのだから、非常に大変だったことは容易に想像がつく。
F君自身はカナダで生まれ育ったために移民の大変さを味わっていないが、INSEADに入学する前は、アフリカで地域開発に携わっていた。ジャイカや国際協力銀行とも仕事をしていたとのこと。やはり何らかの形でアフリカに貢献したいという気持ちがあったのだろう。卒業後の進路が気になります。
F君自身はカナダで生まれ育ったために移民の大変さを味わっていないが、INSEADに入学する前は、アフリカで地域開発に携わっていた。ジャイカや国際協力銀行とも仕事をしていたとのこと。やはり何らかの形でアフリカに貢献したいという気持ちがあったのだろう。卒業後の進路が気になります。
by Insead_2009
| 2008-10-29 08:35